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アメリカで妊娠発覚!SSN無し未保険ママの通院記録と費用まとめ

Aloha kākou ! E komo mai !

皆さまご機嫌いかがですか? カウアイ島在住 の Kanako です!

さて、今日は私がアメリカで妊娠した時の話を紹介させて下さい!

妊娠発覚で喜びに浸る間もなく直面したのは、SSNなしで保険未加入という現実。

制度の壁を乗り越えつつ、病院探しから初診、エコー検査、定期検診までの受診流れと、実際にかかった医療費をまとめました。

Mākaukau?それでは早速いきましょう!

目次

妊娠発覚!でも健康保険に入ってない!

アメリカに来て無事結婚、そして少しして妊娠発覚!主人も主人の家族もとーっても喜んでくれました!

でも…当時、私は健康保険に加入できていなかったんです!

そう、SSNを申請し忘れていたから保険に加入できなかったんです。

自分の蒔いた種ではありますが、本当に情けなかったー!

皆さんご存知のとおり、保険なしのアメリカ医療は本当に高額!

保険がない状態で病院へ行くことに不安を感じ、びびりながらも近くの総合病院の産婦人科(Obstetrics and gynecology)へ行きました!

アメリカと日本の病院予約方法の違い!


アメリカの病院は、基本的にすべて予約制。
日本のように「とりあえず病院行こう」という感覚は通じません。

まず必要なのが「Primary Care Physician(PCP)」、つまり “かかりつけ医” の登録です。
この先生を通じてでないと、専門医の予約もとれません。

例えばですが、日本では目が痛くなると眼科へ行きますよね?アメリカでは、まずはかかりつけの内科へ行き、眼科を紹介してもらって初めて眼科へ行けるのです。

めんどくさー!!!

私はアメリカへ来たばかりだったので、かかりつけの病院がそもそも無かったことから、近くの産婦人科へ直接行きました。

最終生理日を聞かれ、その後尿検査。しばらくしてナースに呼ばれ、「おめでとう!あなた妊娠しているよ!でも来るのが早すぎる!11週を過ぎてからまたきてね!」と…。ドクターにも会えず!エコーも何も無し!

妊娠検査薬したんだから妊娠してるのは知ってる!エコーで赤ちゃん見せてくれへんのかいー!と思いながらその日は仕方なく帰りました。泣

アメリカの健康保険の仕組み

「アメリカの医療費は高い!保険がないから!」とアメリカに来る前は聞いていたのですが… 保険、ちゃんとあります。

アメリカの保険事情をここらで少し説明させてください。

日本の「国民健康保険/社会保険」にピタリと対応する仕組みは、アメリカにはありません。代わりに、以下のように「健康保険」と「社会保障」が成り立っています!

民間保険(Employer-sponsored Insurance)

  • 多くの人は職場が契約しており、従業員として保険料一部負担で加入
  • 保険のプランや自己負担額がそれぞれ異なる

メディケイド(Medicaid)

  • 低所得者向けの公的医療保険
  • 州によって所得限度やカバー内容が変わる

メディケア(Medicare)

  • 65歳以上(または特定の障がい者)が対象の連邦医療保険
  • Part A(入院)、Part B(外来)、Part D(処方薬)などで構成

ざっとこんな感じでアメリカにもしっかり保険制度、あるんです。

私の場合、主人が勤め先の企業を通して保険に入っているので、現在、私はその家族としてその保険に加入しています。

しかし、当時の私はまさかの無保険。そう、全額負担です。

アメリカの医療費がすごく高いということは知っていたので、窓口で金額を聞くまでドキドキが止まりませんでした。

無保険の私への請求額

話を戻します。

ナースと話を終えた後、受付へ… そこで言われた言葉に驚愕!

「今日の支払いは $22 です。今後の窓口支払いは $500 なんだけど、保険に入るまでは 半額にしてあげるわ!

支払額が高いだろうと覚悟していたのに拍子抜けな安さ、そして今後の支払額を病院が割引?

…と、当時驚きを隠せませんでした!笑

今後の検診費用は、保険に入るまで$250

高い!半額でも高い!日本円で約3万7千円です。( 1ドル150円で計算 )

恐ろしやアメリカの病院!

支払い記録を見つけたので一部こちらに載せます!

    

保険に入れるまでは毎回の妊婦健診で$250の基本料金を支払い(病院曰く、半額にしてくれている)

エコーした日、何か検査をした日などはプラスでお金がかかっていましたし、大量出血し、救急外来へ行った日は日本円で約20万円を支払いました。泣

アメリカでの妊婦健診

日本では結構何度もしてもらえるイメージのあるエコー検査ですが、私のお世話になった病院の検診では3回でした。

一回目は赤ちゃんの心音の確認。二回目は性別の確認。三回目は産まれる前の赤ちゃんの大きさなどの確認。

こんな感じで、前期、中期、後期にそれぞれ一度ずつでした。

一人目を日本で産んだ時は、毎回の妊婦健診でエコーがあったんです。なのでアメリカでの検診は毎回物足りなさを感じたと同時に、赤ちゃんが本当に大丈夫なのか不安で不安でたまりませんでした。

※これは私のケースであり、州や病院によって変わります。

まとめ

当たり前ですが、アメリカで無保険はとってもリスキー!そして噂通り高い!!!

病院が割引してくれたりと日本ではあり得ない可笑しな展開にもなりましたが、皆さんは渡米したら保険!入ってください。

個人で入るも良し、企業を通して入るも良し!家族を通して入るも良し!

いつ何が起こるか分からないですし、渡米後は無保険でいる時間が長くならないように気をつけてください!

それでは皆さま素敵な1日を!また次の記事でお会いしましょう!
Mahalo nui loa ! ’A hui hou !


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この記事を書いたのは…

Aloha!カウアイ島で育児・仕事・自然との暮らしを楽しんでいるKanakoです。
「観光では見えないハワイの暮らし」を日本語で伝えたくて、このブログを始めました。
カウアイの風や香り音まで届くような、そんな日々のひとコマをゆるやかに綴っています。

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