Aloha kākou ! E komo mai !
皆さまご機嫌いかがですか? カウアイ島在住 の Kanako です!
ハワイには『ヘイアウ』と呼ばれる、とても神聖な場所があります。
でも正直なところ、今まで私はその前を通り過ぎるだけで、深く考えたこともなかったし、詳しく知りませんでした。
今回、カウアイ島にあるPoliʻahu Heiau(ポリアフヘイアウ)を訪れた際に、地元の方からその歴史や意味を教えていただきました!

今日は、カウアイの歴史の一部を、私が学んだこととともにお伝えします!
Mākaukau?それでは早速はじめましょう!
ヘイアウ(Heiau)って何?
ヘイアウとは、古代ハワイにおける神聖な儀式の場所のことです。
日本でいうお寺や神社に近い存在なんですが、単なる「お祈りの場所」ではありません。
ヘイアウにはいくつか種類があり、農業の豊作を祈るもの、漁の安全を願うもの、病の回復を祈るもの、王族の即位・国家儀式を行うなど、目的によって異なっていたといわれています。
ヘイアウは、神と人、そして自然をつなぐ場所であり、当時のハワイの人々にとって無くてはならない場所でした。
Poliʻahu Heiau |ポリアフヘイアウ
今回私が訪れたPoliʻahu Heiau(ポリアフヘイアウ)は、Wailua River(ワイルア川)流域にある複数の重要なヘイアウの1つとされています。

資料によっては7つものヘイアウが連なっていたとか!
西洋人が到来する前、Wailua(ワイルア)はカウアイの王族にとって政治・宗教の中心地、当時の“王都”のような場所だったそうです。

実際、この写真を撮っている時に、地元の方が側に来て「このヘイアウは王族専用で特別格式の高い場所だったんだよ」って教えてくださいました。
Poliahu Heiau(ポリアフヘイアウ)
住所 5558-5568 Kuamoo Rd, Kapaʻa, HI 96746
そして続けて教えてくださったのが、近くにある別のヘイアウ『Holoholokū Heiau』(ポリフアより下流のヘイアウ)に伝わる、赤ちゃんにまつわる伝統です。
Holoholoku Heiau(ホロホロクヘイアウ)
住所 4587-4591 Kuamoo Rd, Kapaʻa, HI 96746
ここは古代ハワイで 王族の女性が出産するために使われていた場所だったそうです!
「Royal Birthstones(王族の出産石)」 と呼ばれる石のセットが置かれていて
- 一つの石は妊婦の 背中を支えるため
- もう一つの石は 脚を置くため
に使われたそう。臍の緒(piko)と胎盤(‘iewe)に関する儀式も教えてもらいました!
出産後に臍の緒や胎盤を布で包み、石の割れ目や地面に納めることで、赤ちゃんの将来や健康を祈願したと伝えられています。
地元の方の話では、今もこの伝統に特別な意味を感じて出産後に訪れる人がいるとも聞きました。
こうした文化が今も大切に思われているのだと知り、私自身とても印象に残りました!
誰でも行ける場所じゃなかった
ヘイアウにはKapu(カプ=厳格なルール・禁忌)があります。
- 入れる人
- 立つ場所
- 見ていい範囲
- 儀式の時間
全部決まってたようです。特に王族の使用するヘイアウは特別厳しかったとか。
カプを破る=命に関わるレベルの重罪と言われていたそうです。
なぜ石で作られているの?
ヘイアウの多くは溶岩石を積み上げて作られているのですが‥
理由は:
- 石は「マナ(霊的エネルギー)」を宿す
- 形を変えず、永続する
- 自然そのものが神だから
カウアイ島には少なくとも100以上のヘイアウがあったそうですが、今も“確認されている”のは一部だけ
- 自然に飲み込まれた
- 私有地の中
- 川や土砂に埋もれた
- 正確な場所が口伝のみ
こういう理由で、
実際の数はもっと多かった可能性が高いと言われているようです。
まとめ
1819年にハワイでは、これまで続いてきた伝統的な宗教制度が廃止されました。
多くのヘイアウは本来の役割を終え、次第に使われなくなっていったといわれています。
今回、実際にPoliʻahu Heiauを訪れ、地元の方のお話を聞き、ヘイアウの背景を知ったことで、今まで私にとってヘイアウはただの積み上げられた石でしたが、今はこの場所がカウアイの、そしてハワイの歴史そのものなのだと感じています。
これからこの場所を訪れる方には、観光地としだけではなく、今も大切にされている場所なのだということを心に、敬意を忘れずに立ち寄ってほしいと思います。
それでは皆さま素敵な1日を!また次の記事でお会いしましょう!
Mahalo nui loa ! A hui hou !


